明治時代初期に活躍した陸軍軍人
永山武四郎(ながやま たけしろう)は明治時代の初期に活躍をした陸軍軍人です。
出身は鹿児島県ですが、北方開拓使となって北海道に移りました。
後に北海道庁長官になり、屯田兵の育ての親といわれるほど、この地に情熱を注ぎました。
旧永山武四郎邸は明治10年代前半に永山武四郎の私邸として開拓使の設計により建てられました。
建設当時、この周辺は屯田司令部や工業局製作所、葡萄酒製作所や麦酒製作所などの産業が集結地していました。
武四郎の居住スペースは和風ですが、来客用の応接室などは西洋建築が用いられており、当時では珍しい和洋折衷の建物です。
永山武四郎の逝去後は三菱合資会社により買収され、北海 道の起業準備や事業調査などの起点として活用されました。
その後は増築や修繕を経て、三菱鉱業セメントの社員 寮にも使用されました。
現在は、札幌市が管理しており、北海道指定の有形文化財の指定も受けました。
建物は一般にも公開されており、周辺をとりまく公園と共に多くの人々が訪れています。
旧永山武四郎邸
取材場所詳細
場所:旧永山武四郎邸
住所:札幌市中央区北2条東6丁目 ☆地図
開館時間:午前9時~午後5時
休館日:第2火曜日(ただし6~10月は第2火曜も開館)
入館料:無料