9年の歳月をかけて完成
小樽運河は、大正12年に完成した港湾施設です。莫大な国家予算により9年の歳月をかけて完成しました。
内陸を彫り込んだ運河ではなく、海岸の沖合いを埋め立てて造られたため、直線ではなく扇型に緩やかに湾曲しているのが特徴となっています。
運河は、港内に停泊した本船から倉庫への荷物の積み下ろしの重要な役割を果たしており、運河沿いには石造倉庫群が軒を連ね、船荷をさばく小さい船 が往来していました 。
しかし、時代が変わり戦後になると、その使命は終わりとなりました。
現在、散策路には多くのガス灯が設置され、運河沿いの石造倉庫群は当時の姿のまま残されておりレストランや観光施設などに再利用されています。
夕暮れ時には、ガス灯がともるとともに石造倉庫群がライトアップされると、ロマンチックな運河へと変わります。
※参考:小樽市HP
取材場所詳細
場所:小樽運河
住所:北海道小樽市港町