中島公園内の日本庭園にたたずむ茶室
八窓庵(はっそうあん)は中島公園内の日本庭園にたたずむ茶室です。茶室に8個の窓があることからこの名が付けられました。
正式な建築年は不詳ですが、今から約四百年前の江戸時代初期に大名で茶人でもあった小堀遠州が設計したといわれています。
当初は小堀遠州の出身地である滋賀県の寺院に建てられていましたが、札幌の実業家が個人の私邸として引き取り、大正時代に札幌に移築しました。
その後札幌市に寄付され、昭和26年に中島公園へ移されました。
八窓庵は国指定の重要文化財となっており、日本庭園から外観を見学するのみですが、併設されている三分庵では一般の人でも茶会を楽しむことができます。
また茶室の周囲を美しく整えた庭園内では、野点(のだて)も行われます。
札幌にいながら、約四百年前の古い歴史を感じることができます。
取材場所詳細
場所:八窓庵
住所:札幌市中央区中島公園1番 日本庭園内 ☆地図
日本庭園開園時間:午前9時~午後5時 ※冬期間(11月上旬~4月下旬)は閉園